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仕事を知る

提言で終わらない。
動かすところまで。

Wewillのコンサルタントの仕事

黒野浩大
「コンサルタント」と聞いて、何を想像するだろうか。

スライドを作る人。分析レポートを出す人。助言をして去る人。

Wewillのコンサルタントは、そのどれとも違う。顧客のバックオフィスの中に入り込み、業務を可視化し、仕組みを設計し、実際に動くところまで伴走する。提言して終わりではない。動かすところまでが仕事だ。

ここでは、実際にコンサルタントとして現場に立つメンバーの経験を通して、この仕事の全体像を描く。

Members in this article

黒野浩大

黒野浩大

COO

中村忠彦

中村忠彦

CS課 課長

濵中省吾

濵中省吾

PMO責任者

コンサルタントの仕事は、4つのフェーズで動く

Wewillのコンサルタントが顧客に提供する価値は、「可視化 → 設計 → 実装 → 改善」の4フェーズに分かれる。それぞれのフェーズで、求められる力が異なる。

01

可視化する

最初にやることは、顧客のバックオフィスの「現在地」を明らかにすることだ。 誰が、何を、いつ、どんな手順で処理しているのか。どこに属人化があり、どこにリスクがあるのか。これを業務単位で洗い出し、SYNUPSに定義していく。 CS課課長の中村忠彦(公認会計士)は、この「可視化」こそがWewillの仕事の出発点だと語る。監査法人で外部から会計数値を検証する仕事をしていた中村は、「それよりも会社の中に入って課題と向き合いたい」と考えて事業会社に転じ、さらにWewillへ入社した。決め手は、Wewillが「可視化」と「定義化」を事業の軸に据えていたことだった。 可視化のプロセスで最も重要なのは、顧客の業務を正確に理解することだ。ただし、顧客自身も自分たちの業務を体系的に把握していないケースが多い。担当者が辞めてしまった、社長がすべて抱えていてやり方が分からない、といった状況は珍しくない。曖昧な業務を、誰もがわかる形に翻訳する。それがこのフェーズの核心になる。
02

設計する

可視化された業務の全体像をもとに、あるべき姿を設計する。 SaaSの導入、ワークフローの再構築、業務の切り分けと役割分担の見直し。何をどの順番で変えるか、どこにリスクがあるか。経営層と議論しながら合意形成していく。 このフェーズでは、経営者との直接対話が避けられない。COOの黒野浩大は、この点について明快に語っている。CEO・CFOをはじめとする経営層と直接議論する機会が多く、毎回鋭い質問が飛び交うと。黒野は1回のミーティングを「勝負の場」と捉え、何を聞かれても答えられるよう徹底して準備することを自らに課している。 設計フェーズで求められるのは、専門知識だけではない。顧客の事業フェーズ、組織の成熟度、経営者の優先順位を理解した上で、「この顧客にとっての最適解」を導く力が必要になる。同じ業種でも、シード期のスタートアップとシリーズB以降の成長企業では最適な業務設計がまったく異なる。 PMO責任者の濵中省吾は、会計ソフトやワークフローシステムの移行支援を入口に、現在12社の顧客を並行して支援している。入社前は総合化学メーカーで研究職を17年務めた。バックオフィスの専門知識はゼロからのスタートだったが、研究職で培った「仮説→検証」のアプローチと、プロジェクトを構造的に管理する力がそのまま活きている。会計ソフトの導入支援だけで通算50社の実績を積み上げた。
03

実装する

設計した業務フローを、実際に動かす。ここが「提言で終わらない」の核心だ。 アソシエイトチームへの業務移管、品質管理の仕組みづくり、トラブル対応。設計通りにいかないことは日常的に起きる。中村はこの点を率直に認めている。予定どおりにいかないことも多い、と。その中で、どのように状況を整え、最適な形に着地させるかを工夫することが大切だと語る。 実装フェーズで特に印象的なエピソードがある。CFOと経理担当者がほぼ同時に退職することになった企業の支援だ。業務を一気に可視化・整理する必要があり、困難を乗り越えてなんとか退職までに引継ぎ業務の可視化を完了させた。その後、顧客から「Wewillがいたから混乱なく進められた」という言葉が返ってきたと中村は語る。 この「いたから助かった」が、Wewillのコンサルタントの仕事の本質を表している。レポートを納品して終わりではない。困難な局面に一緒にいること。提言ではなく、実行を共にすること。
04

改善し続ける

実装して終わりではない。月次でのレビューと改善のサイクルを回し続ける。 法改正、組織変更、事業の成長。顧客のバックオフィスは常に変化にさらされている。バックオフィス業務は「できて当たり前」と思われがちだが、その「当たり前」を継続し続けることがどれほど大変で価値のあることか ── 中村はその奥深さを日々実感していると語る。 Wewillでは週に一度、コンサルタント全員が集まって案件を議論する場がある。中村はこの場を「みんなで戦う」ための仕組みとして設計した。各案件の状況を共有し、他の人の知見を取り込み、提供価値そのものを磨き続ける。一人のコンサルタントの視野には限界がある。チームで知恵を出し合うことで、個人では辿り着けない解に到達する。

この仕事に必要な力

4つのフェーズを通して、コンサルタントに求められる力を整理する。

ヒアリング力

顧客が「困っている」と言っていることの裏にある、本質的な課題を見つける力。言葉の背景にある真の目的を捉えるコミュニケーション力。

構造化力

複雑に絡み合った業務を整理し、フロー化する力。全体像を俯瞰しながら最適な手順を設計する力。

推進力

設計した改善を実際に動かし、結果を出す力。計画を画餅に終わらせず、動かし切る馬力。

学習力

未知の領域を短期間でキャッチアップする力。学び続ける力が、コンサルタントの価値の源泉である。

営業経験は、こう活きる

黒野は信用金庫の営業からキャリアを始め、生命保険会社の代理店営業を経て、バックオフィスの知識ゼロでWewillに入社した。

営業時代に培った関係構築力、課題を見極めるヒアリング力、期待に応えるための準備量。これらはコンサルティングの現場でそのまま価値につながっていると黒野は言う。

営業とコンサルタントの共通点は「顧客の課題を理解し、解決策を提示し、信頼を得る」という基本構造だ。違いは、提示する解の深さと、実行への関与の度合い。営業が「提案→受注」で一区切りになるのに対し、コンサルタントは「提案→設計→実装→改善」まで伴走する。顧客との関係の時間軸が圧倒的に長い。

黒野は、入社初期から関わっている企業に対して強い感謝を口にしている。自分の成長を見守ってくれた存在だと。営業時代にはなかった、顧客と共に成長する感覚。これがこの仕事の固有の面白さだと語る。

専門資格は、こう活きる

中村は公認会計士として監査法人で経験を積んだ後、事業会社で経理部長を務め、Wewillに入社した。

専門知識の土台があることで、顧客の経理上の判断に対して的確な助言ができる。ただし中村自身は、専門知識よりも「お客様と同じ目線で状況を整理しながら、価値を一緒に理解し合っていく」姿勢の方を重視している。

一方、濵中は簿記の資格すら持たない状態で入社し、2年半でPMO責任者まで昇進した。スタートアップのバックオフィスを一から立ち上げる依頼にも、自信を持って対応できるレベルに達している。

専門資格はあれば強い武器になる。しかし、Wewillのコンサルタントに最も必要なのは資格ではない。顧客の課題に正面から向き合う姿勢と、学び続ける力だ。

コンサルティングそのものを「仕組み化」する

Wewillが他のコンサルティング企業と異なる点がある。コンサルティング業務そのものの仕組み化に取り組んでいることだ。

中村は現在、顧客と共有すべき成功イメージ、実現に必要な手段とスケジュール、Wewill側で必要となるリソースを可視化できるツールの作成を進めている。このツールを用いた案件管理を、Wewillでは「アカウントマネジメント」と呼ぶ。

個人の属人的な力量に依存するコンサルティングから、チームとして再現可能なコンサルティングへの転換。「型」があることで、新しいメンバーの立ち上がりが速くなり、チーム全体の品質基盤が安定する。

中村はこう語る。アカウントマネジメントの型をしっかりつくり、その型を土台に、メンバー一人ひとりが自由に羽ばたける組織を目指す、と。型と自由。この一見矛盾するものを両立させるのが、Wewillのコンサルタント組織の設計思想だ。

この仕事の難しさについて

最後に、率直な話をする。

バックオフィスのコンサルティングには、この領域特有の難しさがある。華やかな成果が目に見えにくい。売上を直接生まない。経営者からは「間接部門」として扱われがちだ。

濵中も前職の化学メーカーで、間接部門であるがゆえに成果を出しても査定が一定以上にならない現実にぶつかった経験がある。バックオフィスの仕事に価値を感じながらも、その価値が正当に評価されない構造。

この「見えにくい価値」を、顧客と一緒に言語化し、可視化し、経営の意思決定に接続すること。それがWewillのコンサルタントの仕事であり、この仕事でしか得られないやりがいでもある。

バックオフィス業務は奥が深い。その深さを知っている人は多くない。だからこそ、ここにプロとして関わる意味がある。